「行く」の敬語表現 尊敬語
「行く」の尊敬語・・・行かれる・いらっしゃる・おいでになる・お越しになる・お運びになる
- 一般的には「いらっしゃる」がよく使われる
- 「行かれる」は、〇〇へ行かれますか?(間違った日本語だが、〇〇へ行けますか?の意味)のように可能ですか?の意味でも使われるため紛らわしい為、いらっしゃるを使う方がよい
【言う】の尊敬語の例文と、間違った使い方
【例文】
〇 これからどちらに行かれるのですか
〇 こちらにいらっしゃった(おいでになった・お越しになった)ことはおありですか?
✖ おいでになられる → 〇 おいでになる
✖ お越しになられる → 〇 お越しになる
✖ お運びになられる → 〇 お運びになる
【行く】の敬語表現 謙譲語
【行くの謙譲語】・・・伺う・上がる・参る・参上する お伺いする(二重敬語)・お伺いいたす(二重敬語)
- 「お伺いする」は「伺う」に「お」がついた 二重敬語で間違いであるが、現代(2024年)では慣用的に使われている。正しくは、「そちらに伺います」の伺うである。
- 「参上する」は古風な言い方である。敬意の高い謙譲語です。昭和のアニメで「忍者ハットリくんただいま参上」というフレーズをよく聞きました
行くの謙譲語 例文
〇 明日の午後書類をいただきに伺います(参ります)
〇 ご用があればこちらから伺います
〇 ご注文の品をこれからお届けに上がります
〇 緊急のようとのことで官邸に急いで参上した
「行く」の丁重語
【行くの謙譲語】・・・参る
- 「参る」は謙譲語の他に、自分の行為を丁重に述べる語として使われる
〇 これからも今まで以上に精進して参りたいと思います
〇 そちらに午後3時の電車で参ります
〇 これから祖父のところに参ります
〇 用事がすみ次第そちらに参ります