聞くの敬語表現 尊敬語
「聞く」の尊敬語・・・ 聞かれる・お聞きになる・お聞きなさる・
耳を傾けられる・お耳に入る・(ご)清聴(ごせいちょう)
耳を傾けられる・お耳に入る・(ご)清聴(ごせいちょう)
「聞く」の尊敬語の例文と間違った使い方
- 先生は田中先生が退職なさるという話をいつお聞きになりましたか
- あちらのコーチは子供たちの話に常に熱心に耳を傾けられています
- よくない噂がお客様のお耳に入った
- (講演の終わりに)ご清聴ありがとうございました
【会話例文】

来週水曜日の部活の終わり時間が変更になった件はお聞きになりましたか?

まだ、聞いていないわ
(うかがってないわ/お聞きしていないわ/存じ上げません)

申し訳ございません。来週水曜日の部活の終了時間が4時30分に変更になりましたので、お孫さんのお迎えを通常より10分ほど遅らせていただけるとお待たせせずにすみます。よろしくお願いいたします。
間違った表現
- 午後から講演をお聞きになられました(お聞きされました)は間違い ⇒ 正しくはなりました
- 〇〇の件について伺っていますか? ⇒ 〇〇の件についてお聞きになりましたか?
※伺っていますは、謙譲語です。相手が下の立場になるので注意。
「聞く」の敬語表現 謙譲語
「聞く」の謙譲語・・・ お聞きする・お聞きいたす・聞かせていただく・伺う・
承(うけたまわ)る・拝聴(はいちょう)する
承(うけたまわ)る・拝聴(はいちょう)する
- 言い換えとして「伺う」「承る」「拝聴する」ともいう
- 「伺う」が謙譲語なので、「お伺いする」は二重敬語なので間違いですが「お伺いする」や「お伺いいたす」は慣例的によく使われています。(今までよく使われてきたので一般的になってしまっているということですね。)
聞くの謙譲語 例文
- その話は前にもお聞きしました
- お名前はかねがねお聞きしています(伺っております)
- (電話にて)鈴木は席を外しておりますので、私がご用件をお伺いします(承ります)
- 承るところによれば、ご栄転だそうで、おめでとうございます
- ご意見を拝聴します
- 恐れ入りますが、ご連絡先(お名前)伺ってもよろしいでしょうか
- ぜひ、お話聞かせいただきたいです